2017年 10月 09日
先週の出張は |
いや〜、なんかお久し振りです。東京出張の後に輪島の漆工房九尾を訪問したら、
「俺の名前、”浩”じゃなくて”浩司”だし。」と指摘されました。”失礼しました!”
そして金曜日に出勤してからずっとお客様の対応が続き、今日はジョーワークスか
ら靴も出来上がってきました。いつも残業しない会社(私)ですが、今日は社長残
業で原稿を書いています。火曜日はダイキが休みなので月曜日には幾つかアップし
ますね。(今、日曜日のPM7:30ですが、9時頃まで仕事をしました。)
東京ミーティングは中国でのオーダー会帰りの高野を含めたいつものメンバーに、
今回も小林晃太さんが参加しました。常ちゃんとは今回も仮縫い結果に基づいて意
見を交わしてより良い次の仮靴の方向性を決めました。また、Staffordのスキンス
テッチについて常ちゃんから意見があり、厚みのあるショルダーレザーが使用後の
耐久性を含めて適している事や、(針をいれる時に)硬く割れ易い革は縫い難く、
調整と作業に時間が掛かると聞きました。実際に長く使用されての糸切れの修理依
頼も今まで受けていて、私も何足か縫いました。ただ革が切れると修理が出来ない
為、飾り縫いとアッパーライニングの接着による対応になります。
今後はオーダー頂くアッパーについて厚みがあり、スキンステッチに向いている革
をお勧めして行きたいと思います。ボックスカーフについても良い時の良い部分は
適していますが、革の選別、入荷等で製作に時間を必要とする場合が多いかと思い
ます。しかし、”守り”主体では全体の品質やサービス、職人の技術の向上が止って
しまいます。そして、彼ら一人一人はその認識を持って靴製作(革加工)を行って
います。それは靴を見て頂いたり、履いて頂くとお判り頂けるかと思います。
私達は製作した靴(製品)に対する責任と、お客様からの御信頼、御期待を考えて、
これからもより良いお見立て、お勧めが出来る様に精進したいと思います。
ミーティング後はジョーワークスを小林さんと一緒に訪ねました。
やっぱりオーダーした靴が出来上がる前の状態を見るのはいつでもワクワクします。
それは、それらをまだ生まれる前の様だったり、靴の赤ちゃんの様に私は思ってし
まうからなんです。なんかニコニコしちゃいます!それから少し革の事や製作につ
いての話しをしてから私は小林さんより先に工場を後にしました。いい靴が生まれ
るという楽しみを胸にして。
そういえば金曜日に島根の出雲から来店されたE様は、グロスターロードとジョー
ワークスに靴をオーダーされたそうです。お仕事の出張で「ようやく来られました
!」と初来店され2年前から私達のブログを読まれていると伺い、私もダイキも感
激でした!14日早朝に私は島根に向かって出発します。いつも旅の途中で通る場
所のお客様を思い浮かべる私ですが、広島ではStaffordのN様、そして島根に向か
う高速バスの中ではE様を新たに思う私でしょう。その楽しみの為にも今週は沢山
頑張ります!
もちろん本章も見て下さいね!
私手作りのポテサラや照り焼きを挟んだランチです。
by kokon-y
| 2017-10-09 15:21
| Diary