2015年 01月 09日
KOKONのこだわり |
新年に入り、まだ靴の初荷が届かないので、少しのんびりしています。
連休明けに東京で初ミーティングをして金沢に戻ってから
22日(木)店内で行う「商店塾」の打ち合わせがあります。
(皆さん、是非来て下さいね!予約制です。)
そんな事から、これから時々、塾では話さない「KOKONのこだわり」
をブログ掲載しようと思います。
今回は甲周りのフィットについてです。
【ラストによるタイトフィット】
一時期、「草食系男子」という言葉を良く聞きましたが、
近年特に甲の低い、細い足、筋力の弱い足の方が多いように感じています。
4年前の新年初ミーティングで羽根閉じでフィットの弱い状態に
対応するため、KON1を造る運びとなりました。
KON1はKO-1よりナロー(狭い)でEからDウィズに変えた様な感じです。
型紙調整も行い、それ以前KO-1でフィット感を味わえなかった人々に
(KO-1と)同じ感覚を楽しんで頂く事が可能になりました。
特に418(ローファー)はKON1によって利用価値の現れたデザインでした。
【半敷きの利用】
その後の靴中の(革)半敷きをロングにして、
下のスポンジを2㎜から3㎜に換え、
半敷きのギリギリ前までの長さにして張り付け、
甲を上に押し上げて(容積を小さくして)フィット感を生み出す
サービスも考え、行っています。
スポンジの厚さは人によって選びますが、
甲のフィットが弱い方だけでなく、
アーチの高い方へも効果が現れています。
しかし、出来るだけ革中底のナチュラルなフィット感とナチュラルな沈みが
履いている方に与えられるように私は心がけます。
【敏感な方への対応】
また骨の出っ張りやタコに苦しむ方に靴型(ラスト)を調節する
「乗せ甲サービス」も以前から行っていますが、
(ファクトリーは片足¥2,000)
昨年から合タン(クロムとタンニンのなめし)の「白ヌメ」のサービスから
痛みや不安の緩和策を始めたところ、
「気持ちイイ!」と、とても喜ばれるくらいの効果も現実となりました。
しかし、KOKONの経験から「コシが強い」のがお好きな方や、
「汗を良くかく」方にむけて
フランスのデュプイ社のベジタブルタンニングのカーフも
ライニングのオプションに加えたところ、
こちらも「強いのが好き派」に好評となっています。
【ナチュラルである事へのこだわり】
以前、伸びて羽根閉じした靴の羽根とベロの間にショルダーレザーや
それにスポンジを足して挟んで使ったところ、
甲の骨が革に馴染むまでいたかった経験も私はあり、
その後、ライニング用の柔らかいスムース革とスポンジも試して効果を感じました。
しかし、革のナチュラル感を感じることが違和感を感じない
「無」になれる道だと光を感じた日から
人の顔色を見ながら(あまり良い表現ではないけど本当です。)
真意を洞察し、そして伺い、道案内をしています。
まだまだ至らぬ事ばかりですが、皆様どうぞ足をお運び下さい。
今日はこれまで。

東京ファクトリー(ジョーワークス)の半敷き。
左は本中底が足裏に広くフィットする。
右はアーチクッションを感じさせる。
現在右タイプに移行しています。

右が半敷きロング。アーチクッションを大きくしたり、甲のフィット感を促し、羽根閉じを防ぐ効果もあります。
(靴購入時無料)

ハンドメイドも同様のサービスがあります。

左は柔らかい「白ヌメ」右はコシの強い「デュプイカーフ」。

スタンダードな半敷き。

ロングの場合。容積が埋まり、タイトになる。

901は羽根が開くようにデザイン(型紙)をおこしています。奈良の御常連のH様は「私もモニターに!」とワインハイムのブラックカーフのレザーソール仕様をご購入下さいました。
いつも調整する右足小指が当らない事を大変評価され、デザインも「昔っぽいけど、ドレッシーです!」とも仰いました。
後になって胸がドキドキしました!型紙のこだわりはまた後日です。
連休明けに東京で初ミーティングをして金沢に戻ってから
22日(木)店内で行う「商店塾」の打ち合わせがあります。
(皆さん、是非来て下さいね!予約制です。)
そんな事から、これから時々、塾では話さない「KOKONのこだわり」
をブログ掲載しようと思います。
今回は甲周りのフィットについてです。
【ラストによるタイトフィット】
一時期、「草食系男子」という言葉を良く聞きましたが、
近年特に甲の低い、細い足、筋力の弱い足の方が多いように感じています。
4年前の新年初ミーティングで羽根閉じでフィットの弱い状態に
対応するため、KON1を造る運びとなりました。
KON1はKO-1よりナロー(狭い)でEからDウィズに変えた様な感じです。
型紙調整も行い、それ以前KO-1でフィット感を味わえなかった人々に
(KO-1と)同じ感覚を楽しんで頂く事が可能になりました。
特に418(ローファー)はKON1によって利用価値の現れたデザインでした。
【半敷きの利用】
その後の靴中の(革)半敷きをロングにして、
下のスポンジを2㎜から3㎜に換え、
半敷きのギリギリ前までの長さにして張り付け、
甲を上に押し上げて(容積を小さくして)フィット感を生み出す
サービスも考え、行っています。
スポンジの厚さは人によって選びますが、
甲のフィットが弱い方だけでなく、
アーチの高い方へも効果が現れています。
しかし、出来るだけ革中底のナチュラルなフィット感とナチュラルな沈みが
履いている方に与えられるように私は心がけます。
【敏感な方への対応】
また骨の出っ張りやタコに苦しむ方に靴型(ラスト)を調節する
「乗せ甲サービス」も以前から行っていますが、
(ファクトリーは片足¥2,000)
昨年から合タン(クロムとタンニンのなめし)の「白ヌメ」のサービスから
痛みや不安の緩和策を始めたところ、
「気持ちイイ!」と、とても喜ばれるくらいの効果も現実となりました。
しかし、KOKONの経験から「コシが強い」のがお好きな方や、
「汗を良くかく」方にむけて
フランスのデュプイ社のベジタブルタンニングのカーフも
ライニングのオプションに加えたところ、
こちらも「強いのが好き派」に好評となっています。
【ナチュラルである事へのこだわり】
以前、伸びて羽根閉じした靴の羽根とベロの間にショルダーレザーや
それにスポンジを足して挟んで使ったところ、
甲の骨が革に馴染むまでいたかった経験も私はあり、
その後、ライニング用の柔らかいスムース革とスポンジも試して効果を感じました。
しかし、革のナチュラル感を感じることが違和感を感じない
「無」になれる道だと光を感じた日から
人の顔色を見ながら(あまり良い表現ではないけど本当です。)
真意を洞察し、そして伺い、道案内をしています。
まだまだ至らぬ事ばかりですが、皆様どうぞ足をお運び下さい。
今日はこれまで。

左は本中底が足裏に広くフィットする。
右はアーチクッションを感じさせる。
現在右タイプに移行しています。

(靴購入時無料)





いつも調整する右足小指が当らない事を大変評価され、デザインも「昔っぽいけど、ドレッシーです!」とも仰いました。
後になって胸がドキドキしました!型紙のこだわりはまた後日です。
by kokon-y
| 2015-01-09 17:47
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