2014年 02月 06日
東京は金沢より寒かった |
4日火曜日、毎月恒例の東京ミーティングにのため、東京入りしましたが雪が降りました。
明けて5日水曜日、晴天ですがメチャクチャ寒い!
絶対金沢より寒いと思います!
いつものように越後湯沢で乗り換えて、走り出した新幹線の指定の席に着こうとすると、そこにキャリーバッグを横に置いた白髪のコートを着た男の人が座っていました。
「あの〜〜〜〜。」と声をかけるとその人は私を見てニコッと微笑みました。
(いや、そうじゃなくて。。。)
そしてお互いに切符を見せ合うとなんと同じ席!(うそ===!)
ちょっと戸惑いながら、その人の切符を良〜く見直すと、次の新幹線の指定でした。
「あ〜っ!」と言ってとなりの席に移ったその人の横で少し気まずい雰囲気。
そして再び「あ〜っ!」と声を出したその人は
「これ、高崎に止まらないんですよね?」と私に尋ねました。
その新幹線は東京直行だったのです。
「私もたまに帰りの新幹線で越後湯沢に止まらないのに乗る事もありました。いや〜難しいですね。」と私が言うと、
その人は自分が富山の滑川から会社の支店に行く事や、北陸新幹線の事や、年金の事や生い立ちの事まで話して来られたので、私も毎月金沢から上京している事や、自分のしごとの事や名古屋の事や神奈川の事等色々と話しました。
そしてその人が名刺を出されて交換した頃に新幹線は東京駅に着き、
ホームの所で私達は別れました。
その人は「近いから!」と今度靴を会に来られると言っていました。
無事に高崎に着かれたかな〜。
私は東京駅からすぐに横浜の石川町へ行きました。
そして一度しか言った事のない涌井君のお店にすんなり着きました。
ビニールシートの外から「イイお店ですね〜!」と声をかけると皆ビックリしていました。
店内は杉木で床が張られ、匂いも良く、壁も手仕上げの漆喰が明るい雰囲気を演出していました。
涌井君や内装の職人さんに説明を受けてからあまり仕事の邪魔にならないように外に出たらお隣のドライフラワーのアレンジメントのお店の人と目が合い、店内に入り浸ってしまいました。
それから浅草へ向かう電車の中で「商品が入った時に店内(内装)と商品がどう見えるかが楽しみなんだ!」と言っていた職人の親方の言葉を思い出していました。
それは私達の仕事です!と気合いが入りました。
看板が付いたばかりのグロスターロード。
涌井君と2人で。
バッハに予定の1時半ギリギリに入ったら、もう常ちゃんが座って新聞を読んでいました。それからジェームス、高野と集まり、私は看板の付いたグロスターロードの写真を皆に見せました。
「おお〜〜〜!」
それからI様の9分の5足オーダーに盛り上がったり、業界の革事情や材料や靴の値上がり状況等の情報を皆から集めました。
夜はグロスターロードのオープン用の靴や遅れているアバンティのオーダー靴の生産管理にジェームスはセントラルへ行き、久し振りに常ちゃんと高野と3人で居酒屋へ行きました。
(セントラルは数人の職人の入れ替わりがあり、ジェームスの管理が今とても重要になっていました。)
「新しいうちに革鳴りがすると言われるけど、うち(KOKON)のかかとが喰いついて靴が曲がってくれるからだよね?タンニン等の自然加工した革は曲がってこすれると音がするよね?合成皮革やフェルトは音がしないけど蒸れるし、自然に感じないよね?かかとが浮いてフィットしない硬い靴は音しないよね?経年変化した革靴の革の状態って。。。。????」
と2人に質問(訴え)が続く。
急に「靴っていつも痛くないのに、急に痛い時ってありますよね?」と高野が言う。
私は「少し話が大きいけどそのときの地球の重力の関係ってあるんじゃないのかな?」
すると2人は「それ大きすぎ!」と私を軽く一喝するのでした。
そうこうするうちに息抜きにジェームスが現れてまたひと盛り上がりしてその夜は解放。
とても楽しいミーティングでした。
とにかくジェームスが身体を壊さないように言葉をかけるのが精一杯でした。
雪で見えないエッフェル塔。。。ではなく、スカイツリーです。
ジェームスと別れた後、私はホテル近くにある以前から気になっていた「富山ブラック」の看板のあるラーメン屋に初めて行きました。
「コ」の字カウンターの横の自販機で「中華そば」の券を買っていると3〜4人のグループの中の1人が「俺金沢なんだけどマスターは高岡?」と言っているのが聞こえました。
私は席に着き、その人に「俺も金沢っす!」と言うとしばらくしてその人は
「俺、本当は金沢じゃないんです。能登なんです!」と言うのです。
「あ、俺も実家輪島です!」
「え?輪島?あの有名な。。。俺、穴水です。」
「え?穴水って相撲の遠藤で有名じゃないですか!」
「俺ずっと穴水じゃ分からないから金沢って言っていたんです。。。スミマセン。」
あぜんとするその人の周りの仲間の顔を見ながら私は「何もそこまで。。。」と思っているとその人は急に
「この人はすごい人だよ!」と仲間に言いました。
東京の建設仕事に来ていて、穴水の人は20年実家に帰っていないと言っていました。
「富山のより味薄くないっすか?」と聞くマスターに「いや、十分しょっぱいよ。。。」と私は言いました。
遠藤が沢山活躍してあの人が「能登、穴水最高っす!」と自慢出来ますように。。。
いや!私をきっかけに告白出来たかも?
初めて食べた「富山ブラック」は忘れられない味になりました。
この出張は濃かった。
明けて5日水曜日、晴天ですがメチャクチャ寒い!
絶対金沢より寒いと思います!
いつものように越後湯沢で乗り換えて、走り出した新幹線の指定の席に着こうとすると、そこにキャリーバッグを横に置いた白髪のコートを着た男の人が座っていました。
「あの〜〜〜〜。」と声をかけるとその人は私を見てニコッと微笑みました。
(いや、そうじゃなくて。。。)
そしてお互いに切符を見せ合うとなんと同じ席!(うそ===!)
ちょっと戸惑いながら、その人の切符を良〜く見直すと、次の新幹線の指定でした。
「あ〜っ!」と言ってとなりの席に移ったその人の横で少し気まずい雰囲気。
そして再び「あ〜っ!」と声を出したその人は
「これ、高崎に止まらないんですよね?」と私に尋ねました。
その新幹線は東京直行だったのです。
「私もたまに帰りの新幹線で越後湯沢に止まらないのに乗る事もありました。いや〜難しいですね。」と私が言うと、
その人は自分が富山の滑川から会社の支店に行く事や、北陸新幹線の事や、年金の事や生い立ちの事まで話して来られたので、私も毎月金沢から上京している事や、自分のしごとの事や名古屋の事や神奈川の事等色々と話しました。
そしてその人が名刺を出されて交換した頃に新幹線は東京駅に着き、
ホームの所で私達は別れました。
その人は「近いから!」と今度靴を会に来られると言っていました。
無事に高崎に着かれたかな〜。
私は東京駅からすぐに横浜の石川町へ行きました。
そして一度しか言った事のない涌井君のお店にすんなり着きました。
ビニールシートの外から「イイお店ですね〜!」と声をかけると皆ビックリしていました。
店内は杉木で床が張られ、匂いも良く、壁も手仕上げの漆喰が明るい雰囲気を演出していました。
涌井君や内装の職人さんに説明を受けてからあまり仕事の邪魔にならないように外に出たらお隣のドライフラワーのアレンジメントのお店の人と目が合い、店内に入り浸ってしまいました。
それから浅草へ向かう電車の中で「商品が入った時に店内(内装)と商品がどう見えるかが楽しみなんだ!」と言っていた職人の親方の言葉を思い出していました。
それは私達の仕事です!と気合いが入りました。
看板が付いたばかりのグロスターロード。
涌井君と2人で。
バッハに予定の1時半ギリギリに入ったら、もう常ちゃんが座って新聞を読んでいました。それからジェームス、高野と集まり、私は看板の付いたグロスターロードの写真を皆に見せました。
「おお〜〜〜!」
それからI様の9分の5足オーダーに盛り上がったり、業界の革事情や材料や靴の値上がり状況等の情報を皆から集めました。
夜はグロスターロードのオープン用の靴や遅れているアバンティのオーダー靴の生産管理にジェームスはセントラルへ行き、久し振りに常ちゃんと高野と3人で居酒屋へ行きました。
(セントラルは数人の職人の入れ替わりがあり、ジェームスの管理が今とても重要になっていました。)
「新しいうちに革鳴りがすると言われるけど、うち(KOKON)のかかとが喰いついて靴が曲がってくれるからだよね?タンニン等の自然加工した革は曲がってこすれると音がするよね?合成皮革やフェルトは音がしないけど蒸れるし、自然に感じないよね?かかとが浮いてフィットしない硬い靴は音しないよね?経年変化した革靴の革の状態って。。。。????」
と2人に質問(訴え)が続く。
急に「靴っていつも痛くないのに、急に痛い時ってありますよね?」と高野が言う。
私は「少し話が大きいけどそのときの地球の重力の関係ってあるんじゃないのかな?」
すると2人は「それ大きすぎ!」と私を軽く一喝するのでした。
そうこうするうちに息抜きにジェームスが現れてまたひと盛り上がりしてその夜は解放。
とても楽しいミーティングでした。
とにかくジェームスが身体を壊さないように言葉をかけるのが精一杯でした。
雪で見えないエッフェル塔。。。ではなく、スカイツリーです。
ジェームスと別れた後、私はホテル近くにある以前から気になっていた「富山ブラック」の看板のあるラーメン屋に初めて行きました。
「コ」の字カウンターの横の自販機で「中華そば」の券を買っていると3〜4人のグループの中の1人が「俺金沢なんだけどマスターは高岡?」と言っているのが聞こえました。
私は席に着き、その人に「俺も金沢っす!」と言うとしばらくしてその人は
「俺、本当は金沢じゃないんです。能登なんです!」と言うのです。
「あ、俺も実家輪島です!」
「え?輪島?あの有名な。。。俺、穴水です。」
「え?穴水って相撲の遠藤で有名じゃないですか!」
「俺ずっと穴水じゃ分からないから金沢って言っていたんです。。。スミマセン。」
あぜんとするその人の周りの仲間の顔を見ながら私は「何もそこまで。。。」と思っているとその人は急に
「この人はすごい人だよ!」と仲間に言いました。
東京の建設仕事に来ていて、穴水の人は20年実家に帰っていないと言っていました。
「富山のより味薄くないっすか?」と聞くマスターに「いや、十分しょっぱいよ。。。」と私は言いました。
遠藤が沢山活躍してあの人が「能登、穴水最高っす!」と自慢出来ますように。。。
いや!私をきっかけに告白出来たかも?
初めて食べた「富山ブラック」は忘れられない味になりました。
この出張は濃かった。
by kokon-y
| 2014-02-06 17:50
| Diary